変わった楽器、その1

以前、おもしろい音の話を書きましたが、手軽に効果音を出すには、それ専用の楽器を使うのが手っ取り早い方法です。そしてそれをよく担当するのは打楽器パート。今日は、今回のファミリーコンサートで出てくる「変わった楽器」を2つ紹介します。

まずは、V字型の木の板みたいなもの。これもれっきとした楽器です。名前は「ムチ」。V字の元部分に張り出した部分を手で持ってパシッと勢い良く合わせると、空気を切り裂くような音が出ます。今時は本物のムチを目にすることはなかなかないので、本当にムチの音なのかは微妙ですが(ヒュウッてしなる音とかしないし...)、そうは言ってもあまりの音量に、ステージの前の方で弾いている団員もつい振り返ってしまうほど(笑)めったに出てこない楽器ですが、今回はなんと2つの曲で登場します。きっと勿体をつけたような格好で振りかぶって演奏すると思うので、みなさん注目してみてくださいね。

もう一つは、これまたある種のV字型で、金属のハンドルがついているもの。これは「ラチェット」という楽器です。ムチに比べると、使われている曲は多いですが、それでもそんなには出てきません。右側に出ているハンドル部分をぐるぐる回すと、真ん中のギザギザした木が一緒に回転して、手前の薄い木の板がカタカタ鳴ります。まぁ、カタカタなんて生易しい音ではなくて、ギーギーとジャージャーを混ぜたような音とでも言いましょうか、要は騒々しい音がします。原理も奏法も簡単なようでいて、回す速度や、いかに切れ目なく音を出すか、どこで音を切り上げるか、など試行錯誤の尽きない楽器です。

変わった楽器、本番までにもう一回紹介できるかな? 来週もお楽しみに!


いわゆるひとつの情熱なのです

さてさて、6月になりました。

今月は地元の皆さまからの人気の高い「ファミリーコンサート」があります。
そんなわけで、本番に向けての練習もいよいよ佳境に入ってきました!

が、実は並行して、来月の交響楽祭の練習も始まっています。

その交響楽祭の曲目ですが、ファミリーコンサートではやらないモーツァルトの交響曲第35番を楽しみにしている…というお客様も多いと聞いています。
「ハフナー」という標題で知られる人気の高い交響曲ですが、その最大の魅力は、やはり、あの何とも言えない優雅な華やかさ…ではないでしょうか。

華やか…といっても、一緒にやるムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」の華やかさとはまた性質が違うのですが、小編成のアンサンブルによるストレートな響きが生み出す透明感溢れる輝きは、演奏する側にとっても非常に魅力的なサウンドです。
(バッチリ決まれば…ですが…。)

それだけに、より一層、正確さやアンサンブルの緻密さが求められるわけですが、それが硬い緊張感になってしまってはだめなんですね。
オケの編成は小さいですが、豪華絢爛で優雅な輝きがなければだめなのです。
なんといっても「ハフナー」さんはザルツブルクの大富豪なのですから…!

それはそうと…この曲の日本初演はいつだったか、ご存じですか?

1927年だそうですので、曲の雰囲気とは全く正反対ともいえる金融恐慌の頃…ということになりますね。

ちなみにそのときのオーケストラは、なんと…早稲田大学交響楽団(通称ワセオケ)でした!

今また世の中不景気ではありますが、当時の学生たちのような熱意と音楽を愛する情熱があれば、大富豪に捧げた交響曲も奏でられる!…ということなのでしょうか…!?

2010年5月16日
ラヴェルさんて、すごいかも。

GWも終わり、お天気も春をすっとばして初夏に入りかけてきた今日この頃...
そんな、絶好のピクニック&草野球&昼からbeer日和な今日も
麻生フィルの練習は行われるのでございます。

そろそろ曲の全体もつかめたし、個人練もできてき...た、はずが
やっぱりいろいろありまして、今日の練習は基礎の確認的な時間もけっこうありました。
はたで聞いている分には「あー、そういう仕組みだったんだー!」と勉強になったり
でも確かにスコアにはそう書いてあるよねぇ、と納得したり、でした。
自分が矢面に立つときには、そこまで冷静じゃいられないですけどね。

今日のおもしろい音(コーナー化は未定)。
「展覧会の絵」の最初の方で、ビオラやバイオリンにグリッサンドが出てくるのです。
ピアノだと、鍵盤上を手の指全体をすべらせて鳴らすアレ。
弦楽器では、左手を弦の上を滑らせることで表現します(たぶん...)
その音を指して小田野先生いわく「元祖シンセサイザーだよね」
「ラヴェルは、どうにかしてその音を出したかったんだよね」と。
なるほどー。音程の定まらないウィ〜ンって音、画期的です。
16分音符32分音符は当たり前の(?)弦楽器に
あえてこまかく譜割りを書かずに「グリッサンド」をさせているのですね。
ただし、どの辺でウィ〜ンて上げてどの辺で降りてくるかということは
奏者やオケの解釈にかかっているわけです。
その辺はアナログもデジタルも関係ないですね。

「展覧会の絵」には、そういう「いろんな音の表現」が出てきます。
元々、いろいろな絵をモチーフに書かれた曲なので
曲によってテーマも音のキャラクターもだいぶ違う、でも、
全体で一つの曲になっている、その辺りを楽しんでいただければと思います。


ABEL第7回演奏会終了!

以前(3月7日付)の日記で、「恵まれた練習環境の中、空き教室を利用してアンサンブルなどの活動を行う団体もある」という内容の記事がありましたが、麻生ブラスアンサンブル・ラボ(通称ABEL/エイベル)もそのような団体のひとつです。

エイベルはホルンの小野高氏を発起人として、麻生フィルの金管セクションのメンバーで2002年に結成され、オーケストラの練習後に幼稚園の部屋をそのままお借りして、月1~3回程度の練習を行っています。

年に1回のペースで演奏会を行っており、去る5月1日には7回目となる演奏会を無事終えることができました。

会場は京王線若葉台駅に新しくできた「稲城市立iプラザ」 という施設内にあるホール。連休のさなかでしたが、たくさんのお客様にご来場いただきました。麻生フィルのメンバーも多く応援にかけつけてくれました。

当初麻生フィルの団員数名だけだったメンバーも、音楽仲間や、過去の演奏会に来て興味を持って入団してくれた麻生フィル以外のメンバーで徐々に増強され、今回の演奏会ではエキストラ無しのメンバー17名のみで演奏することができました。

常任のトレーナーもいないので、指揮や編曲・パーカッション(笑)にいたるまで、まさにメンバーのみで音楽を作り上げることができ、とても充実した貴重な時間を過ごすことができました。

ところで、麻生フィル以外のメンバーが増えたものの、練習ではほぼフルメンバーがそろいます。 会場確保の都合で前回から今回の本番まで1年以上空いたのですが、各自が緊張感を保ち続けて本番を迎えられたのも、メンバーの士気の高さを表していると思います。

今後もこの緊張感を保ちつつ、クラシック・ポップスなど分野にとらわれず幅広い音楽に挑戦していきたいと思います。

そしてエイベルの活動で身につけたアンサンブル力や表現力などを麻生フィルの活動にいかしていければと思っております。

次回演奏会は来年の2月を予定しております。ぜひ麻生フィルともども応援よろしくお願いいたします。

なお、残念ながら諸事情により3人のメンバーが今期で退団することになりました。つきましては、現在トロンボーン・バストロンボーン奏者を募集しておりますので、興味のある方はぜひ下記連絡先までご一報いただければと思います。

連絡先:ono@t-corno.com(小野)

2010年4月18日
ファミリーコンサート練習開始!

麻生音楽祭、ファミリーコンサート2010に向けて練習が始まりました。

今回の指揮者は小田野宏之先生です。

麻生フィルでは、ほとんど事前のパート練習無しに 全奏に突入します。

初めの練習は、とりあえず通せるかどうか、ドキドキです。

自分がナワを踏んでしまわないように、緊張します。

前回に引き続き、今回もフランスものが入ります。

プーランク作曲「子象ババールの物語」

臨時記号が多くて、ソルフェージュ自体が゛大変です。

どうなることかと思っていましたが、

みなさん予習ができているようで、なんとなく雰囲気が出ていて、

うれしく思いました。

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