ニ短調は愛の調べ

渦中の団員がこんなことを言うのは不謹慎かもしれないが…
単純に好みの問題なのだけれど、どうも私はシューマンの曲が好きになれない。

が、そろそろ取りかからねばならないので、どんな曲なのかちょいと調べてみる。

ロベルト・シューマン作曲 交響曲第4番ニ短調作品120

「妻クララの22歳の誕生日1841年9月13日に、誕生日プレゼントとして彼女に贈られた。」
…とある。

およ!
知らなかった…。

いやぁ、そういうのって憧れますよね。
贈られる側からしたら、愛する人から曲をプレゼントされるなんて…どんな高価なプレゼントより嬉しいでしょう。

それにしても…

プレゼントした曲が「交響曲」って、えらく壮大なスケールですね。

ピアニストやヴァイオリニストが恋人に捧げた曲ってのはいくつか知ってますが、それは自身が演奏するわけですから、まぁ、その気になればできそうなことではあります。

が、なんてったってオーケストラですからね。

最愛の妻とはいえ、たった一人の一般市民の誕生日プレゼントとしては、「君にこのゲレンデをプレゼントするよ」なんかとは比べものにならないスケールです。

なんともハイレベル且つ大胆なことしてくれますなぁ、シューマン先生。

そんな壮大な愛情に満ちた誕生日プレゼント…
「ニ短調」です。

そう、なぜ「ニ短調」なのか…

これを解明する道のりを楽しみながら…これから数ヶ月間、この曲と向き合っていきたいと思います。


川崎市民交響楽祭2010


日時 2010年7月19日(月)祝 14:00開演
会場 ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮 小田野宏之
演奏 川崎市民オーケストラ2010
曲目 ムソルグスキー 禿げ山の一夜
        モーツァルト 交響曲第35番ニ長調「ハフナー」
        ムソルグスキー 展覧会の絵(ラヴェル編)

入場料/ A席 1,500円 B席 1,000円
※未就学児のご入場はできません
託児サービスをご利用ください。
要予約 (株)マザーズ 03-3294-1544

麻生フィルは今回幹事オーケストラとして
参加しています。

チケット前売所
ミューザ川崎チケットセンター 044-520-0200
京浜楽器百合ヶ丘店 044-966-5121
チケットぴあ 03-5237-9990 Pコード 349-724

  1. kurovc :

    おかげさまで、無事終了いたしました。
    ご来場いただいた方々、応援してくださった方々、
    大変にありがとうございました。


アレンジの極意!?~オーケストレーションのマジック~

先日、6月27日に地元でのファミリーコンサートを終え、次はいよいよミューザ川崎シンフォニーホールでの「川崎市民交響楽祭2010」です。

ファミリーコンサートと同じ曲もありますが、所変われば…
というか、音楽は一期一会ですので、毎回正確に再現したとしても全く同じ演奏になるわけではなく、その場その場の空気でいろいろなものが変化していきます。

市民館でのアットホームな雰囲気の中で眺める絵も、手前味噌ながらとてもよかったと思っていますが、音響のいい音楽専門ホールは、より細かいオーケストレーションの魅力を堪能できる最高の空間ですので、更に豊かな色彩を楽しめるのではないか…と思います。
というわけで、再び取り組む「展覧会の絵」ですが…

オーケストレーションという点で、ひとつ…面白いことがあります。

通常、オーケストラでメロディーをユニゾンで奏でるとき、2ndヴァイオリンは1stヴァイオリンの1オクターヴ下の音域を弾くことが多い…というか、ほとんどの場合、そうです。

が、「ビドロ」中間部の盛り上がり…ビドロ(牛車)が最も近づいた場面でのヴァイオリンのユニゾンは、1stがsulGでメロディーを、2ndはその1オクターヴ上を弾いているんですねぇ…。

これはなかなか面白いサウンドです。

2ndの方が、いわゆる「鳴る」音域です。
が、これがオーケストラの内声になっていて、客席に近い1stがsulGなので、ストレートな響きではなく、何かこう…内に秘めたもののうめきのようなサウンドが出来上がるわけです。

これが抑圧された者の抵抗…なんでしょうか??
(「ビドロ」はもともと農耕に欠かせない家畜、特に牛のことを差す名詞ですが、「虐げられた群れ」という意味もあり、この曲は、抑圧されや民衆の描写であるとも言われています。)

もともとはピアノ曲ですので、こういったサウンドはないわけですが、そんな斬新なアレンジによるオーケストレーションが、より一層、曲の奥行きを広げているのかもしれませんね。

2010年6月27日
ファミリーコンサート2010

日時 2010年6月27日(日)15:00開演
会場 麻生市民館
指揮 小田野宏之
曲目 ムソルグスキー 禿げ山の一夜
プーランク   子象ババールの物語(朗読 若杉民/劇団民芸)
ムソルグスキー 展覧会の絵(ラヴェル編)

【要申込】定員800名
*ご希望の方は、6月4日(金)(必着)までに、

往復ハガキ(1枚で4人まで)に、

  • 応募者全員の氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • 「ファミリーコンサート希望」

と記入の上、
〒215-8570 麻生区役所地域振興課内麻生音楽祭実行委員会事務局
まで送付してください。

応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
問合せ 麻生区役所地域振興課内 麻生音楽祭実行委員会事務局
電 話 044-965-5370
FAX  044-965-5201

  1. kurovc :

    おかげさまで、コンサートは無事に終了しました。と、いいたいところですが、
    ひとつ、事件がありました。

    ババールの演奏に際して、絵本の画像を壁に映写することを計画し、
    数ヶ月前から在カナダの版権者に交渉の連絡をとり続けました。

    何度もメールを送り、国際電話をかけと
    アプローチしたのですが、まったく連絡をいただけず、
    そうはいっても、準備は進めなくてはならず、という状態でした。

    ほとんどあきらめつつも、「無料コンサートだし、使わせていただきますよー」
    とだめ押しの連絡をしたところ、
    あちらからの返信メールが入ったのは公演の4日前!!

    第一報は、無料のコンサートなら、おそらく利用許可できると思う、、
    というもの。
    スタッフ一同 よかったなぁ、と思ったのもつかの間
    数時間後に「画像確認をするのに時間的に間に合わないので
    利用は許可できない」
    という、正直なところよく理由のわからない返事が来ました。

    結局、画像を映すのをあきらめざるを得ず、
    準備した面々はがっかり、ということになってしまいました。

  2. sleepy_olive :

    sleepy_oliveです。
    お疲れさまでした。

    あの絵が投影できなかったのは残念でしたね。
    準備に奔走していた団員のことを思うと、もうちょっとどうにかならなかったのか…と悔やまれますが、若杉さんの素晴らしい朗読のおかげで、演奏している私たちにも場面や情景のイメージが明確になり、客席もステージも、ビジュアル以上のイマジネーションが広がったのではないか…と思います。

    実際、若杉さんの朗読が始まった瞬間から客席の空気が変わり、小さなお子さんがじっと耳を澄まして聴き入っている姿(は見えないんですが、、気配を感じました)には、弾きながらちょっと感動しました。

    正直、練習を始めた当初は、ややもすると唐突な物語の展開と音楽との関係が、混沌としていて、どう表現したらよいのか戸惑うばかりだったのですが、若杉さんの朗読が入ってからの練習は、驚くほど鮮やかに情景が見えてきて、そんな情景の中のひとつを担うパートを演奏するということが、すごく楽しくなりました。

    朗読とのコラボに限りませんが、これからも、通常の定期以外にいろいろな企画に挑戦して、オケに新鮮な風を吹き込んでいけたらいいな…と思います。
    とてもいい経験をさせていただきました。


変わった楽器、その2

お待たせしました!「変わった楽器」第2弾です。

まずはコレ。トランペットの先っちょに楕円の物体がくっついている...?私も打楽器歴20年になりますが、初めて見ました!正体は「クラクション」。楕円部分を手で押すとラッパみたいな音が出ます。2つあるのは、音に高低差があるから。譜面もちゃんと、五線で書いてあって、音程も指定されているんですよ。今日初めて楽器屋さんからレンタルしたのですが、奏者曰く、押す速さや圧力が速すぎても遅すぎてもよくないらしいです。でも、すぐにコツをつかんでいた様子なので、みなさまご期待くださいね。


もう一つは、そんなに変わってはいないのですが... 日本全国の皆さんが知っている有名な楽器の一つ、「チャイム」。そう言われてもピンと来ない方でも、NHKのど自慢の冒頭の「ミ・レ・ドー,シ・レドシラソ♪」というアレはご存知でしょう。あれもれっきとした打楽器の一つなのです。音はまさにああいう、「ザ・鐘」な音。今回は2つの曲でそれぞれ一音ずつ使われています。この楽器は1本単位で必要な音だけ借りることができるので、まぁ、そのせいではないとは思いますが、一つ一つ、音の名前が楽器に彫られています。2本以上スタンドにつけている場合、間違えて別の音を叩かないように気をつけねば... と、かつて間違えたことはないにもかかわらず、毎回ちょっとドキドキします。

2週にわたって、変わった楽器/打楽器バージョンをお届けしました。管楽器弦楽器にもおもしろい楽器や部品(楽器の一部とか)、奏法が盛り沢山なので、随時紹介していけたらと思います。

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