シューマンへの思い── 指揮者の松浦さんにインタビュー!

第52回定期演奏会指揮者の松浦修さんにお聞きしました。


Q:シューマンの曲について、指揮者の立場からどう思いますか?
松浦:シューマンの交響曲って、オーケストレーションが厚くて、全パート重ねてf(フォルテ)みたいな書き方がされてるんです。なので、楽譜を浅くしか読まずにそのまま演奏すると、楽器間のバランスがうまくとれなかったり、音の響きがくすんでしまったり、頻繁に訪れる転調で色がじゅうぶん変わらなかったり… いろいろ問題がでてきます。
もし料理にたとえると、レシピ通りに味付けをしただけでは本来の美味しさはでない、みたいな感じです。

Q:そうなると、それを「料理」するのが指揮者の仕事、というわけですか?
松浦:料理人さんが適量の味付けと時に隠し味を使うように、指揮者と演奏家が味付けを調節してゆくわけですけど、音楽の場合、その駆引きが面白いですね。つまり、指揮者だけが「味付け」していくわけでもないんです。指揮者と演奏家との間でやり取りがあって、意思疎通がとれ呼吸が上手くいき始めると音色が変わり、音楽がどんどん面白くなってくる… そういう感覚を私は最近感じています。

Q:他にも、シューマンについて思い入れがあるそうですね
松浦:私はもともとピアニストなので、シューマンの音楽がすごく好きだということも、きっとあります。内面的ですごくロマンチスト、そういうとこが自分にスッと入ってくるような気がします。


むむ、ロマンチストですか… というのはさておき、シューマンが表現したかったであろう音楽をスコアから読み取って、私たちに伝えてくださっているんですね。それを共有して、おいしい「味付け」をできるように、オケ側もがんばります!


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